6月25日・ユリ
温帯に咲く「ユリ」。花言葉は「純潔」「飾らぬ美」「荘厳」
ユリ(百合)は、ユリ目ユリ科のうち主としてユリ属(学名:Lilium)の多年草の総称である。属名のLiliumの語源はケルト語の白い花(Li Lium)といわれるが、ラテン語もしくはそれ以前の古い言語に由来するとも言われている。
鱗茎(球根)を有する。茎を高く伸ばし、夏に漏斗状の花を咲かせる。

生態
オニユリアジアを中心にヨーロッパ、北アメリカなどの亜熱帯から温帯、亜寒帯にかけて広く分布しており、原種は100種以上を数える。
山岳地帯を含む森林や草原に自生することが多いが、数種は湿地に自生する。L. arboricolaは唯一の着生植物である。 一般的に、石灰質でない弱酸性の土壌を好む。
代表的な種に、ヤマユリ、オニユリ、カノコユリ、ササユリ、テッポウユリ、オトメユリなどがある。また、ウバユリ属のウバユリ、バイモ属のクロユリ(どちらもユリ科)などもユリの名で呼ばれる。
生態
オニユリアジアを中心にヨーロッパ、北アメリカなどの亜熱帯から温帯、亜寒帯にかけて広く分布しており、原種は100種以上を数える。
山岳地帯を含む森林や草原に自生することが多いが、数種は湿地に自生する。L. arboricolaは唯一の着生植物である。 一般的に、石灰質でない弱酸性の土壌を好む。
代表的な種に、ヤマユリ、オニユリ、カノコユリ、ササユリ、テッポウユリ、オトメユリなどがある。また、ウバユリ属のウバユリ、バイモ属のクロユリ(どちらもユリ科)などもユリの名で呼ばれる。
文化の中のユリ
西洋でのユリ
ユリは聖書にしばしば登場する花のひとつである。新約聖書では「ソロモンの栄華もユリに如かない」と、繁栄の象徴として用いられる(聖書の時代、イスラエルではユリは一般的な花ではなく、このユリはチューリップの事だと考えられている)。
キリスト教においては白いユリ(マドンナリリー)の花が純潔の象徴として用いられ、聖母マリアの象徴として描かれる。天使ガブリエルはしばしばユリの花をたずさえて描かれる。これはガブリエルがマリアに受胎告知を行った天使であることを示す図像学上のしるしである。
クレタ文明の遺跡のひとつであるクノッソス宮殿の壁画にはユリが描かれている。
ボスニア・ヘルツェゴビナ連邦の国旗フルール・ド・リス(Fleur-de-lis)と呼ばれる歴代のフランス国王の紋章は意匠化されたユリの花(アイリスの花という説もある)であり、青地に金で描かれる。フルール・ド・リスはまたフランス王位継承権を要求していた頃のイングランド国王の紋章にも登場する。また、ボスニア・ヘルツェゴビナでは1998年までの国旗と、現在のボスニア・ヘルツェゴビナ連邦の国旗・国章にはボシュニャク人のシンボルとしてフルール・ド・リがあしらわれる。
東洋でのユリ
東洋ではユリは食用や薬用に使用される。花の観賞は、日本では前近代にまでさかのぼる奈良の率川(いさかわ)神社の三枝祭(さいくさのまつり)などの例外もあるが、明治30年代頃からである。幕末にシーボルトが日本のユリの球根を持ち帰り、復活祭に用いられるイースター・リリーとして大流行すると、球根は近代日本の絹に次ぐ二番目の主要輸出品として外貨を獲得した。そしていわば逆輸入されるかたちで明治末に鑑賞花として流行した。夏目漱石の「それから」(1909年)には「代助は、百合の花を眺めながら、部屋を掩(おお)ふ強い香の中に、残りなく自己を放擲(ほうてき)した。」(14章7節)とある。輸出用の栽培は主に富士山麓から神奈川にかけて広く行われた。
食用
日本では、ヤマユリ、コオニユリ、オニユリの3種がその鱗茎(ユリ根)を食用とするため栽培されている。苦みを除くためにあらかじめ軽く煮てから、さつまいもきんとんや雑煮、茶碗蒸しに用いる。
中国ではハカタユリ、イトハユリ、オニユリの鱗片を乾燥させたものを百合干と呼び、水でもどして炒め物にしたり、すりおろしてスープにとろみをつけたり、澱粉の原料とする。
薬用
オニユリ、ハカタユリ、その他Lilium属の球根は百合(「びゃくごう」と読む)という生薬である。滋養強壮、利尿、鎮咳などの効果があり、辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)などに使われる。
花言葉
ユリ全般:威厳・純潔・無垢
テッポウユリ:あなたは正直・純潔・甘美
オニユリ:愉快・華麗・陽気・富と誇り・賢者
「首落ちる」という花言葉があると浸透している場合が多いが、これは牡丹のものと混同されていると思われる(どちらも同じく花が落ちて枯れることから)。同じようなものは椿やチューリップでも語られている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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